F1RCGP レースリポート


第8戦 F1RCGP2011 in Aichi2
Twin Ring Honguu 2011年7月10日(日)


天気:晴れ(屋外)、気温:34℃、湿度:52%、路面温度:52℃

 F1RCGPの2011第8戦は、愛知県豊川市にある、Twin Ring Honguu(ツインリンクほんぐう)にて行われました。先月、ラジコン天国 名古屋店で行われたF1RCGP第7戦から続く中京地区3連戦の2戦目にあたり、梅雨明け宣言間もない真夏の青空の下、盛大に行われまし た。また、ちょうどこの頃、自動車関連業界の休日シフトが土日休みから木金休みへと移行する中、当初予定されていた人数から若干参 加選手が減りはしたものの、F-1ラジコンのメッカである中京地区の熱いF-1ファンに支えられ、それでも多くの皆様にご来場頂いた事を 、先ずは心より感謝申し上げます。
 Twin Ring Honguuは、2000年6月オープン、今年で11年目を迎える、屋外オンロードサーキットの1つです。コースの方は中央 にある操縦台を中心に、前後に大きく2つに分けられ、1つはエンジンカー用サーキット、そしてもう1つは電動カー用サーキットにな ります。電動カーサーキットの左の方には、2008年10月に完成したドリフトコースが設けられ、今では全部でコース3面を備える 豊川地区を代表するオンロードサーキットの1つとして、地元の人たちは固より、多くのラジコンファンから愛される拠点となっていま す。サーキットオーナーは国内屈指のトップドライバーでもある小柳津(将之)氏。その気さくな人柄でいつも親切・丁寧にお客さんに向 き合い、多くの方から信頼を得ています。やはり実践で培ったラジコンノウハウを持って指南できるオーナーがサーキットに居るだけで、 安心してラジコンで遊ぶ事が出来ますね。また、不意にマシンを破損してしまった場合でも、サーキット脇にあるサーキットショップで 足りない物は直ぐに手に入る環境です。万が一パーツの在庫が無くても、トヨカワホビーで注文も出来る万全の態勢が整っており、痒い 所にもしっかり手が届いているのも特筆できるポイントです。また、サーキットには元々あるピット設備以外にも、サーキットショップ に折り畳みの椅子やテーブルが幾つか用意されているので、お客さんが多い日に初めて来た人でも心地良くサーキットを利用できる点も GOODです。先述したトヨカワホビーは1976年オープンの今年で35周年を迎える歴史あるお店です。サーキットだけでなく、シ ョップにも足を運び、最新パーツから掘り出し物まで探してみたいものですね。
 F1RCGPの舞台となるのは、電動カー用オンロードサーキット。ドリフトコースが併設されたのでやや小さくはなりましたが、1周優に 100m以上はあるレイアウトになります。路面は中粒アスファルトで、ほぼスラットな舗装、グリップも比較的良く、安定しています。縁 石は緩やかな立ち上がりのゼブラゾーンで仕切られているので、たとえインを攻めすぎたとしても、マシンを大きく大破させるような事 は無く、誰でも安心して走行ができます。今回のレイアウトで唯一のデンジャラスポイントは、バックストレートの入口の複合コーナー です。一度ラインを間違えると、マシンが大きく宙を舞い、ストレート真ん中あたりまで飛んで行きます。練習走行中から各車このポイン トでクラッシュ音が絶えなかったで、特に西日が差し込む時間帯は更に注意が必要です。
 今回の参加人数は、F-1ローカルクラス:13名、F-1クラス:8名、F-1スケールクラス:4名、F-1グランプリクラス:19チーム30名、 合計55名です。今回のF-1クラスは参加人数も少なめで、各選手ゆっくりとレースを楽しめたのではないでしょうか。F-1スケールクラス、 F-1ローカルクラスも然り。やはりF-1と言うカテゴリーは、緩くのんびりと楽しむのが一番平和で楽しいですね。一方、F-1グランプリク ラスに関しては、ALEX RACING Winners上林選手がFusion Racingの新型車FRF011Pを持ち込んでいる模様。満を持して持ち込まれたこのニュ ーマシン、最大の特徴はリア周りにあり、リンク風のバーがモーターブレースと一体化してフロント部まで伸びてきています。この手法に よりロールセンターを下げたまま、リンクの特徴をより良く引き出しているとの事。デビュー戦とは思えない程の快走をレースでは期待し たい所です。一方、RCmagazine TeamBomberは、加藤選手+祖父江選手と言う布陣で参戦。FRF011Pと真っ向勝負となるので、その対決も見所 です。また、PAPER MOONでは、黒田選手と2ndドライバーに袴田選手を起用。グランプリシーン2人目となる女性ドライバーですので、多くの 選手から注目を浴びていました。事前情報によればタイムもかなり良いとの事。熾烈なグランプリクラスでAファイナル入りを果たせるか期待 したい所です。また、今大会は6輪マシンが非常に多かったもの特筆すべき点です!MOROTECH, Team Castrol Lotus, TEAMサウナを始め、グラ ンプリクラス以外の選手も沢山持ち込んでいました。6輪旋風吹き荒れるか?!こちらも見所の1つです。

プラクティスDay
 前日の練習走行日は、非常に気温が高く、蒸していました。各ピットには扇風機が所狭しと並び、マシンの機材よりも目立っています。そんな 中、コース上はF-1マシンの熱い戦いが早くも繰り広げられています。F-1クラスでは、中京のF-1マイスター服部選手が、三輪選手と共に好タイムを マークしている模様。服部選手はフェラーリ、三輪選手はブラウン・ティレルのボディーカラーです。F-1ローカルクラスでは、スケール感の高いボ ディーがずらりと並び、各車接近戦のタイムトライアルを行っています。このローカルクラスはグリップ剤OKなので、前半と後半のグリップが落ち た時のマシンバランスが重要な様です。F-1スケールクラスは千葉県から遠征してきたフェラーリ木村選手が、アグレッシブな走りで、ペースは他車を 大きくリードしています。第6戦新潟大会、第7戦愛知・名古屋大会とインドアレースが続き、久しぶりの屋外コース。日差しを浴び、風を感じて、 ドライバーは清々しくもこのシーズンは暑さで過酷を極めますが、マシンも熱対策等色々とクリアしなければいけない条件があり過酷です。マブチ 540は熱を与え過ぎてしまうと、後半ペースダウンを余儀なくされます。パワー系の冷却対策、負荷軽減が、最重要課題でしょう。F-1グランプリク ラスは、ALEX RACING Winners上林選手、横井選手が息の合ったコンビネーションでセットアップを進めています。いつもと様子が違うのは、上林選手の Fusion Racingの新車、FRF011Pでしょう。まだプロトと言う事で完成された形状ではないものの、横井選手のFRF010に匹敵するタイムをマークしています。 上林選手のマシンの動きはリアグリップがしっかり確保され、コーナーリングもパワーを掛けてしっかり旋回できているので、タイムのムラが無く、安定 感が非常に高く仕上げられています。今後のFRF011の熟成が本当に楽しみです。そのライバルとも言える、RCmagazine TeamBomber加藤選手は、祖父江選手と 共にF104ボンバーコンバージョンで参戦。このマシンも非常にシンプルな構成でありながら、高い戦闘力とタイムに繋がるコーナーリング性能が特徴。熟成 されたマシンはこの炎天下のホングウのコースでも、一際安定したタイムを刻んでいる模様。一方、紅一点はPAPER MOONの袴田選手。ブルーのPAPER MOONカ ラーのF-1マシンを巧みに操り、相当練習を重ねているのか、殆どミスの無い走りを披露しています。チームメイトの黒田選手もマシンの動きは良い感じ。 この所本来の調子を発揮できていない黒田選手の奮起で、2台揃ってのAメイン入りに期待です。また、新潟より参戦のMOROTECH諸橋選手、小池選手は、 プロジェクト43の発売前の集大成と言えるマシンを持ち込み、卓越したコーナーリング性能を披露。やはり6輪マシンの最大の武器は、コーナーリング力 にあり、低速タイトコーナーも物ともせず旋回して行きます。全体を通しても2〜3番タイムを出している様で、終始ご機嫌なチームの雰囲気です。その他、 多くの6輪マシンがホングウに集結し、あたかも6輪ミーティングかと思わせるくらいです。Team Castrol Lotus土岐選手、TEAMサウナ斉藤選手のマシンも 快調にコースを走っています。また、和歌山TMサーキットからは、多くの選手がグランプリクラスにエントリー。中でも2001年生まれの若干10才の佐野選手は、 TMサーキットAから参戦!赤いフェラーリのボディーカラーで、未来のシューマッハを目指してこの熾烈なグランプリを1つでも上位目指して頑張って欲しい ものです。タイムは、グランプリクラスで11秒後半から12秒前半と言った所。明日は路面コンディションも上がり、更に好タイムをマークする選手もいるかと 思うので、ハイレベルな展開が見れる事でしょう。
 コースは夜からナイトレースが始まるとの事で、本日のF-1の練習走行は夕方で終了です。西日を見ながら操縦台では最後のセッティングの煮詰めに各選手 真剣に取り組んでいます。オフィシャルでは、RCスタジアムセイキからMC加藤氏が登場、Gスタイル代表の高木氏、コースオーナー小柳津氏とのコラボで、 万全の態勢です。明日に向けてバナー貼りも終え、コースサイドはF1RCGPのいつものシーンに彩られ、明日を迎えます。

大会当日
 本日も晴天に恵まれ、青空の下、まさにラジコン日和です。朝からピットは大賑わいで、先ず皆がする事は日避け対策と、扇風機の稼働。やはり人間の コンディションを保つのが先決か。受け付け、タイヤ支給を済ませ、各選手レース前の最後の練習走行を行っています。路面コンディションも朝から非常に 安定しており、今朝から昨日と変わらない好タイムをマークしている選手が多く見受けられました。F-1クラスでは木下選手の兄弟がWESTザクスピードカラー のマシンを駆り好調に周回を重ねている模様。F-1ローカルクラスは本日このクラスのみグリップ剤を使えるルールの為、グリップ剤塗布場所が用意され、そ こで塗って貰う様になります。F1RCGPは基本的にグリップ剤はNGの為、少しでも公平にレースを行う為、参加選手の皆さんには色々とご協力を頂きました。 その後、F-1ローカルクラスの選手も殆ど昨日と同じ様なタイムで今朝の練習走行を行っているので一安心。運営サイドは"ほんぐう"のいつもの調子で緩く、 且つ楽しくレースが進行する事で、地元でF-1を愛好しているファンにも満足して頂ければと思っています。
 朝の練習走行も一段落し、各選手軽いメンテタイムに突入。ここではデフギヤのメンテナンスや、アンプのプログラム調整を細かく行っている選手が多く いました。やはりレースはコーナーリングスピードと、トップスピード、この2つが基本です。それに空力等のセッティングを行い、上手くフロントとリア のグリップバランスを整えるかが勝負の鍵です。F-1のカテゴリーは誰でも手軽に始められ、やってみると非常に簡単ですが、突き詰めると奥が深いもの。 これはどのカテゴリーでも言えますが、レースになると、ちょっとした1つ1つの積み重ねが効いてきます。
 開会式、Formulaベストルッキングカー賞の選考と進み、競技委員長の小柳津氏より、ウェット宣言!?かと思いきや、大会会長の北澤よりすかさず訂正 のドライ宣言がなされ、いよいよF1RCGP第8戦in愛知ツインリンクほんぐうグランプリが開幕です。また、今回も平成23年東北地方太平洋沖 地震のチャリティーレースも兼ねており、善意の義援金を募りました。がんばれ日本!STAND UP JAPANを合言葉に、これからも活動を続けてま いりますので、今後も変わらぬご支援賜ります様、宜しくお願いいたします。
※当日はRCマガジン、RCワールドが取材に駆け付けて下さいました。8月発売の9月号に掲載予定になるそうです。このレポートをご覧下さった皆さん、 それ以外の方も、是非皆さん購入し、ご覧頂ければと思います。

予選1ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選1ラウンド目、先ずは1ヒート目でホワイトのカラーが一際新鮮な近藤選手が快走。ホワイト・イエローカラーの岩瀬選手と 共に19周に突入し、19L4'09.364、ベスト12秒796をマーク。岩瀬選手は近藤選手とのバトルを演じながらも、1秒571遅れの19L4'10.935、ベスト12秒889を マーク。続く2ヒート目では、キャメル・ロータスカラーの下茂選手が前ヒートを上回る快走で、19L4'08.684、ベスト12秒623をマークし、暫定ポールポ ジションを獲得。このラウンド19周をマークしたのは3選手。以下、18周は6番手のブルーのマシン安藤選手まで、17周は9番手のウィリアムズ大村選手 までと、まだまだ各選手タイム差がある状態です。また、グリップ剤が使えると言う事で、前半が速いかと思いきや、殆どの選手が中盤から後半にベスト ラップが出ています。各選手グリップ剤が切れてきた時のマシンバランスがかなり良く、セットアップが上手く行っている証拠かと思われます。
 F-1スケールクラス予選1ラウンド目は、フェラーリ木村選手のみ13秒台のベストラップをマーク。13秒805で、暫定ポールポジションを獲得。2番手は シリーズポイントリーダーのジョーダン日比野選手。惜しくも13秒台に届かない14秒004をマーク。3番手はフォースインディア橋本選手14秒177、4番手 重松選手14秒616と続きます。フェラーリ木村選手のマシンはグリップ感も高く、かなり好調の様子。予選ヒート途中で暫定ポールポジションを確信したのか、 モーターを温存する為に早めにタイムアタックを終了したのが印象的でした。
 F-1クラス予選1ラウンド目。1ヒート目では急遽関東から参戦を決めたと言う、ジタンカラーの鈴木選手が他車を圧倒する速さでF-1クラス唯一の18周を マーク。18L4'10.001、ベスト13秒519で暫定ポールポジションを獲得。このヒート、ブラウン・ティレルの三輪選手も13秒台を出しながら追うも、追撃ならず。 三輪選手は17L4'01.111、ベスト13秒969で、暫定2番手のポジション。続く2ヒート目は、練習日から好調を維持しているフェラーリ服部選手が登場。予想通り 非常に安定感のある走りを見せ、17L4'02.451、ベスト14秒104で暫定3番手のポジション。この2ヒート目の服部選手、宮野選手のフェラーリ同士のバトルは、 ギャラリーも盛り上がる大変見応えのあるものでした。
 今回一番人数も多いF-1グランプリクラス予選1ラウンド目は、コンマ差を争う非常に白熱した展開が続きます。1ヒート目では早くもRCmagazine TeamBomber 加藤選手、ALEX RACING Winners上林選手、PAPER MOON袴田選手、そしてTeam Tech F-1富田選手、ZEN橋本選手と実力者が揃い踏み。なんとこのヒート、全ての 選手が20周をマークし、トップゴールしたRCmagazine TeamBomber加藤選手は20L4'03.001、ベストは唯一の11秒台となる11秒988をマーク。総合でも暫定ポール ポジションタイムとなりました。続く2ヒート目では、MOROTECH諸橋選手がALEX RACING山下選手とのバトルを0.766差で逃げ切り、総合6番手のタイムをマーク。 それにフェイスワンレーシング近藤選手が続く展開で、近藤選手は20L4'09.257。近藤選手はアンダーステア気味のセットで波に乗れす、13番手のタイム。その後、 ヒートが進むに連れコンマ差を争う展開はヒートアップ。何とベストで12秒088の同タイムをマークする選手が3選手が並ぶ格好。AREX RACING Winners横井選手、 MOROTECH小池選手、Futaba F-1 Racing木村選手の3選手で、この3選手共暫定Aメイン入りを果たす高レベルな状況です。このラウンド総合トップ3は、1位 RCmagazine TeamBomber加藤選手、2位ALEX RACING Winners上林選手、3位PAPER MOON袴田選手でした。一方、今回唯一のリタイヤで実力を発揮できなかったのは、 TMサーキットAの佐野選手。続く最終の第2ラウンドに期待しましょう!

予選2ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選2ラウンド目。この第2ラウンドで今回は予選最後になると言う事で、各選手非常に緊張した面持ちで臨んでいます。 1ヒート目は、先ほどのラウンドでも好調のホワイトカラー近藤選手が、他車を圧倒する快心の走りで、19L4'03.940、ベスト12秒503をマーク。 このヒート2番手の岩瀬選手に約7秒ものアドバンテージを築きゴールしました。このタイムで近藤選手は自己ベストを大きく5秒424も更新し、 ポールポジションを確定します。2番手は続くヒートで逆転を掛けアグレッシブなドライビングを見せたキャメルカラー下茂選手。惜しくも近藤 選手には及ばぬタイム、19L4'07.780、ベスト12秒752でゴール。総合では19周が3選手、18周は7番手ブルーのマシン安藤選手まで。10番手には フォースインディアカラーの伊藤選手が滑り込む形で、嬉しいAメイン進出です。
 F-1スケールクラスクラス予選2ラウンド目。コース上は若干風が吹き始めていますが、先発のF-1ローカルクラスが使用するグリップ剤が上手く 路面に乗っている為か、思いの他路面グリップは良好の様子。このラウンドでは、フェラーリ木村選手がまた勢い良く飛び出し、1周目から13秒台の ラップタイムをマーク、そして5ラップ目にベストラップ13秒875を刻みますが、惜しくも自己ベストには届かず。しかしながら、1ラウンド目に出した タイムによって、ポールポジションを確定します。総合2番手は、ジョーダン日比野選手。同じく13秒台をこのラウンドでマークし、自己ベスト13秒989。 3番手はフォースインディア橋本選手、14秒028と続きますが、日比野選手、橋本選手両名は決勝レースも睨んでか、かなりの周回数をこなしている 模様。共に17周を走行し、かなりマシンのセットも仕上がってきている様です。決勝で木村選手を脅かせるか、期待しましょう。
 F-1クラス予選2ラウンド目。このクラス、2ラウンド目では全員の選手がタイムアップする快挙を達成です!1ヒート目では、ジタンカラーの鈴木選手が 一歩抜け出し、巧みなコーナーリングワークでティレル三輪選手達の追撃を振り切ります。そして、終始安定したタイムで刻み、何と18L4'08.918、ベスト13秒 548でポールポジションを獲得!後続では、ティレル三輪選手をはじめ、WESTザクスピードカラー木下啓治選手とのバトルが勃発。0.733秒差で三輪選手が辛くも 逃げ切る形で総合3番手を決めました。ここで総合2番手に浮上したのが、フェラーリ服部選手。18L4'12.394、ベストもラウンド2番手タイムとなる13秒746を マーク。18周には8名中5名が入り、非常に高レベルなバトルが見られました。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。1ヒート目から相変わらずの白熱ぶりに、キャラリーも大盛り上がりです。1ヒート目は新旧F-1ワールドチャンピオ ンが揃い、RCmagazine TeamBomber加藤選手、ALEX RACING Winners上林選手の対決を横目で見ながら、何とPAPER MOON袴田選手が躍進!ベストラップもラウンド通して ベストとなる、11秒875をマークし、トータル20L4'03.730を叩き出します。しかし、1ラウンド目にRCmagazine TeamBomber加藤選手の出したタイムに僅かに及ばす、 総合2番手となります。2ヒート目では6輪マシンを駆るピンクカラーの諸橋選手が1ラウンド目を上回る快走を披露。6輪マシンの武器となるフロントの接地感を 上手く活かし、パワーのあるコーナーリングで他車をインフィールドで引き離しています。20L4'04.311、ベスト12秒036で、総合4番手にジャンプアップ。4ヒート 目ではALEX RACING Winners横井選手がTeam Castrol Lotus土岐選手との緊張感漲るバトルを征し、20L4'04.300、ベスト11秒992で総合3番手に浮上。土岐選手は 14番手から8番手にジャンプアップです!上位陣MOROTECH始め、6輪マシンの活躍が目立つラウンドでしたが、後方ではTMサーキットA佐野天良選手が嬉しい 完走を果たし、19L4'08.845で総合29番手と言う結果でした。このシーズン中で最も人数が多いF-1グランプリクラス、Aメイン常連でもBメイン落ちに泣く選手もい たりと、色々なドラマがある予選となりました。何とRCmagazine TeamBomber祖父江選手もまさかのBメイン落ち!そんな中、同RCmagazine TeamBomber加藤選手は ポールポジションを獲得し、連覇に向けてエンジン全開と言ったところか。

■予選順位■
F-1ローカルクラス
1位近藤 美紀男2R19L4'03.940
2位下茂 博年 2R19L4'07.780
3位岩瀬 英之 2R19L4'10.896
4位彦坂 宣仁 2R18L4'01.730
5位中野 博文 1R18L4'02.149
6位福田 剛  1R18L4'05.433
7位安藤 昌光 1R18L4'06.878
8位山縣 朋生 2R17L4'01.841
9位大村 晋太郎 2R17L4'07.701
10位伊藤 利孝 2R17L4'11.568
11位田中 知典 2R16L4'02.121
12位野村 佳洋 1R16L4'06.279
13位平石 和弘 1R16L4'08.319

F-1スケールクラス
1位木村 心哉 (FERR-02)1R13.805
2位日比野 達也(JOGP-01)2R13.989
3位橋本 努  (MCLA-02)2R14.028
4位重松 隆一 (TYRL-01)1R14.616

F-1クラス
1位鈴木 和史 2R18L4'08.918
2位服部 幸一 2R18L4'12.394
3位三輪 幸太 2R18L4'13.101
4位木下 政勝 2R18L4'13.595
5位木下 啓治 2R18L4'13.834
6位重松 隆一 2R17L4'05.644
7位福島 徳雄 2R17L4'11.217
8位宮野 政崇 2R17L4'12.098

F-1グランプリクラス
1位加藤 隆史 (BOM) 1R20L4'03.001
2位袴田 美緒 (PAM) 2R20L4'03.730
3位横井 章弘 (ALW) 2R20L4'04.300
4位諸橋 栄治 (MOR) 2R20L4'04.311
5位上林 博  (ALW) 1R20L4'04.741
6位小池 雄太 (MRO) 2R20L4'05.014
7位木村 心哉 (FUR) 2R20L4'05.516
8位土岐 啓太 (LTS) 2R20L4'05.758
9位山下 盛人 (ALE) 2R20L4'05.910
10位近藤 美紀男(FAR) 2R20L4'06.593
11位祖父江 旭生(BOM) 2R20L4'06.793
12位日比野 達也(ALE) 2R20L4'07.246
13位黒田 尚希 (PAM) 1R20L4'08.157
14位中谷 洋信 (HFR) 1R20L4'08.654
15位斉藤 和哉 (TSA) 2R20L4'08.763
16位橋本 努  (ZEN) 1R20L4'10.171(Best 12.171)
17位富田 和成 (TTF) 1R20L4'10.171(Best 12.261)
18位森嶋 繁樹 (HFR) 1R20L4'11.155
19位福田 剛  (FAR) 2R20L4'11.502
20位島袋 邦夫 (TMB) 2R20L4'11.512
21位石谷 康浩 (TTF) 2R19L4'00.134
22位山田 努  (PAR) 1R19L4'00.304
23位沓名 淳一 (TAS) 1R19L4'01.631
24位玉井 千尋 (TMC) 1R19L4'01.883
25位佐々木 康範(AID) 2R19L4'02.397
26位竹島 稔  (PAR) 2R19L4'02.525
27位高森 昭寛 (AID) 2R19L4'05.215
28位福島 徳仁 (FKS) 2R19L4'06.247
29位佐野 天良 (TMA) 2R19L4'08.845
30位野尻 行信 (TMC) 2R19L4'08.959

決勝に向けて
 激戦の予選を終え、息つく暇も無く決勝レースの準備を各選手行っています。タイム差が非常に少ない状況で、少しでも多くのアドバンテージを 得るためでしょう。6輪マシンは各駆動軸のメンテナンスや、ジャイロの微調整、フロントタイヤ径を整えたりと、やる事が満載の模様。RCmagazine TeamBomber加藤選手は、若き同僚を失いつつも、決勝での戦略を練って勝利へ一歩でも近づける様に対策中です。紅一点となるPAPER MOON袴田選手は グランプリシリーズ女性初優勝に向け、虎視眈々と準備を進めております。ベストラップをマークするなど、実力の高さもアピールする一方、Bomber コンバージョンマシンの戦闘力の高さも伺わせます。ALEX RACING Winners上林選手、横井選手は激戦の中揃ってAメイン進出を果たし、チーム力では かなりのポテンシャルを発揮しそうな予感。新車FRF011Pのデビューウィン、若しくは従来マシンFRF010の久々の優勝を決めれるか、大きな勝負所に なる1戦でしょう。暑い中、F-1クラス、F-1ローカルクラスの皆さんも笑い溢れる中頑張っています。勝利の女神が誰に微笑むかは、神のみぞ知る!? ちょっと一時暑さを忘れ、集中してレースに臨みましょう。

F−1グランプリクラス決勝Cメイン
 F−1グランプリクラス決勝Cメイン。スタートはTeam Tech F-1の石谷選手が好ダッシュを決め、トップで1周目を終えます。1番手はPAPER MOON Rの山田選手、 3番手にTMサーキット玉井選手がつけるかたち。2位争いの2台はかなりの接近戦で、サイドバイサイドのバトルが展開されています。マシンの挙動はTMサーキット 玉井選手の方がインフィールドセクションで良く曲がってくる様子。しかし、魔のストレート入り口のシケインで捕まり、危うくコースアウトしかけますが、無事に 復帰。しかし、2番手を走るPAPER MOON R山田選手との差は開いてしまいます。中盤になると、トップを走るTeam Tech F-1石谷選手と、PAPER MOON R山田選手との 差が詰まってきます。その差はコンマ3秒程。周回遅れも数台挟み、各車が非常に接近している状態です。山田選手のマシンの方がストレートスピードに余裕がある 様子で、石谷選手の後ろをじっと付けている感があります。すると、ストレート入り口のシケインで石谷選手が縁石に乗り上げ大きくジャンプ。そこをすかさずPAPER MOON R 山田選手が交わし、トップに浮上します。後半にはPAPER MOON山田選手が2位石谷選手との差をコンマ8秒〜1秒以上にまで開き、最終的には2.2秒差でトップゴールを 決めました。2位争いは最後まで縺れましたが、Team Tech F-1石谷選手が0.031秒差で2位、3位にTMサーキット玉井選手が入りました。

F−1ローカルクラス決勝Bメイン
 F-1ローカルクラス決勝Bメイン。出だしは各車綺麗なスタート。トップはシルバーカラーの田中選手、2番手は6輪タイレルの野村選手、3番手は ブルーのカラー平石選手と予選順位通り続きます。序盤はシルバーカラー田中選手が1秒以上のリードを保っていましたが、ストレート手前のシケインで ミス。1,2番手の差が急接近です。2番手は6輪タイレル野村選手、トップの田中選手を何とか捕えようと必死です。しかし、間もなく野村選手がパワーダウン! なんとバッテリーの充電がちゃんとされていなかった様で、3番手を走るブルーのマシン平石選手に最終コーナーで交わされてしまいます。しかし、平石 選手もインフィールドで大きくミス!2番手に野村選手が再び浮上します。野村選手のティレルはパワーダウンしたままで、今にもまた平石選手に抜かれてしまいそうな 勢いです。その間、トップはシルバーカラーの田中選手、最後までリードを広げ、ダントツのトップーゴールを果たしました。後方の注目の2位争いは、5分間と言う 若干短い決勝時間の利を生かして、6輪ティレル野村選手が0.215秒差で辛くも平石選手の追走を振り切り、2番ゴールを決めました。

F−1グランプリクラス決勝Bメイン
 F-1グランプリクラス決勝Bメイン。惜しくも今回Bメインに甘んじた選手達、スターティンググリッドはまるでAメインを彷彿するものがあります。 スタートは非常に波乱の展開。1番グリッドRCmagazine TeamBomber祖父江選手と、ALEX RACING日比野選手が1コーナーで接触!その隙をPAPER MOON黒田 選手が付き、トップへ浮上。レースオーダーは、トップPAPER MOON黒田選手、2番手HiroFactory Racing Family中谷選手、3番手ALEX RACING日比野選手、 4番手ZEN橋本選手の順。トップ争いは白熱!PAPER MOON黒田選手、HiroFactory中谷選手がコンマ1秒差の争いです。すると、インフィールドに入る直後の 2コーナーで中谷選手が上手く黒田選手のインを突き、トップへ浮上!しかし、数周しない内に中谷選手がストレート手前のシケインで縁石にマシンを乗り 上げ、黒田選手の先行を再び許す展開に。この間、3番手ALEX RACING日比野選手もトップ争いに迫り、3車三つ巴の展開に発展。その後、ALEX RACING日比野 選手は、中谷選手、黒田選手を立て続けに綺麗に交わし、何とトップにジャンプアップします!その直後、HiroFactory中谷選手がストレートエンドの縁石に マシンをスタックさせ、前線離脱。日比野選手、黒田選手のトップ争いが抜きつ抜かれつの大バトルになって、ギャラリーも大歓声!しかし、黒田選手が若干の ミスで後退し、ALEX RACING日比野選手が2番手にリードを築く格好になります。2番手だったPAPER MOON黒田選手は、その後ミスが重なり、後方から迫る TMサーキットB島袋選手、ZEN橋本選手に交わされます。2番手争いになった島袋選手と橋本選手のバトルも見応えたっぷりの接近戦で、軽い接触ありの激しい 争いです。トップはALEX RACINGの日比野選手、2番手は2.5秒程の差でTMサーキットB島袋選手、3番手、4番手はZEN橋本選手、PAPER MOON黒田選手がコンマ 差で続きます。そしてこの2位争いは最終ラップまで激しく続き、2番手はTMサーキット島袋選手が逃げ切りました!トップはALEX RACING日比野選手。 8分間で至る所で接近戦のバトルが展開された、F-1グランプリクラスBメイン、ゴール後もギャラリーからは多くの拍手が贈られました。

■決勝順位■
F-1グランプリクラスCメイン
1位山田 努  (PAR)38L8'10.016
2位石谷 康浩 (TTF)38L8'12.216
3位玉井 千尋 (TMC)38L8'12.347
4位竹島 稔  (PAR)37L8'09.135
5位沓名 淳一 (TAS)37L8'11.812
6位高森 昭寛 (AID)36L8'00.383
7位佐々木 康範(AID)36L8'04.473
8位野尻 行信 (TMC)36L8'06.384
9位福島 徳仁 (FKS)24L5'32.887
10位佐野 天良 (TMA) 6L3'35.069

F-1ローカルクラスBメイン
1位田中 和典 20L5'04.034
2位野村 佳洋 19L5'02.221
3位平石 和弘 19L5'02.436








F-1グランプリクラスBメイン
1位日比野 達也(ALE)38L8'02.397
2位島袋 邦夫 (TMB)38L8'04.448
3位橋本 努  (ZEN)38L8'04.749
4位黒田 尚希 (PAM)38L8'04.946
5位斉藤 和哉 (TSA)38L8'05.924
6位富田 和成 (TTF)38L8'10.238
7位福田 剛  (FAR)37L8'08.574
8位森嶋 繁樹 (HFR)35L8'12.194
9位祖父江 旭生(BOM)32L7'50.573
10位中谷 洋信 (HFR)20L4'21.189

F-1ローカルクラスAメイン
 F-1ローカルクラス決勝Aメイン。スタートダッシュを決めたのはホワイトカラーの近藤選手。ポールポジションの利を生かして、 2位に早くも差を付けている状態。2番手はホワイト・イエローカラーの岩瀬選手がスタートの混乱を上手く抜け出し3番グリッドから ジャンプアップ。3番手はジョーダン・イエローカラーの中野選手が続きます。トップの近藤選手は終始安定した走行を続け、ぐんぐん 2番手との差を広げています。周回遅れに途中阻まれる場面もありましたが、冷静なステアリングさばきでそれを処理。グリップ剤が切れ出す 3分過ぎも卓越したマシンバランスを見せ、そのまま終盤まで勢いは止まらず、2位以下周回遅れにし、ローカルクラスAメインを征しました。 2番手はホワイト・イエローカラーの岩瀬選手、3番手にはジョーダン中野選手が嬉しい初入賞と言う結果でした。

F-1スケールクラスAメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。このクラスはレース途中でタイヤローテーションを行う義務があり、各選手、そして各ピットクルー一体となって 争います。スタートは先ず4台が予選順位通りの綺麗な隊列を成して、静かな出だしです。トップはポールスタートのフェラーリ木村選手、2番手 ジョーダン日比野選手、3番手フォースインディア橋本選手、4番手ティレル重松選手の順。順調な出だしに見えたフェラーリ木村選手、早くも周回遅 れが現れその処理に苦戦している模様。その間、2番手のジョーダン日比野選手が真後ろまで迫ります。その後何とか周回遅れをパス、トップ2台の差は コンマ差の争いになります。木村選手は13秒871のベストラップを出し、日比野選手の猛追から逃れようと必死な模様。ここで、タイヤローテーションの規定 周回数になり、先ずピットインしたのはフェラーリ木村選手です。ピットクルーはTeamBomber加藤選手、祖父江選手と最強のメンバーで、素早いピットワークで 直ぐにピットアウト。その後、木村選手はピットインを遅らせて走行中のジョーダン日比野選手と軽いニアミスがあり、日比野選手が転倒!その隙に、トップを走行中の 日比野選手との差を縮めに掛かる為ペースアップして走行を重ねます。次にピットインしたのはフォースインディア橋本選手、また次に入って来たのはジョーダン日比野選手! 日比野選手のピットワークは非常に早く、ロスタイムにして14秒程で完了します。トップはそのまま日比野選手でコース復帰し、木村選手が半周差で追う展開。残り10数程。 フェラーリ木村選手は1周毎にトップとの差を縮めますが、トップを走るジョーダン日比野選手に僅かコンマ5秒及ばず。優勝は抜群のピットワークの速さを見せつけた、 ジョーダン日比野選手に決まりました!

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートはポールポジションからジタンカラーの鈴木選手が好ダッシュを決め、トップで1周目を帰ってきます。2番手は 2番グリッドからフェラーリ服部選手。3番手はWESTザクスピード木下政勝選手が上がってきます。ティレル三輪選手はスタートで若干姿勢を乱し、流れに 乗れず下位に沈む展開です。トップを走行中のジタンカラー鈴木選手は、徐々に2位フェラーリ服部選手との差を広げ、レース中盤にはその差半周程まで広 がります。鈴木選手は周回遅れのパッシングの時も素早い反応で交わし、危なげないドライビングを続けています。後半になり、トップ走行中のジタン鈴木選手 は周回遅れに軽く接触する場面も見られましたが、終始安定した走行を続け、何と2位に1ラップ以上の差を付け、ぶっちぎりでポールツーウィンを飾りました。 2位はフェラーリ服部選手、3位はWESTカラーの木下政勝選手が入賞!3位の木下政勝選手は、4位の木下啓治選手との僅差のバトル、その後方7位のフェ ラーリ宮野選手は8位のティレル重松選手との僅差のバトルをそれぞれ征し、ゴール後はドライバーから笑い声が聞こえる程の素晴らしいレースでした。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。スタートはRCmagazineTeamBomber加藤選手がポールショットを奪い、その後方2位争いは1コーナーでALEX RACING Winners 横井選手とPAPER MOON袴田選手がガチンコのサイドバイサイドのアタックを演じますが、PAPER MOON袴田選手が勝利。2番手は単独で袴田選手が追う展開。3番手は 少し離れてALEX RACING Winners上林選手と続きます。2番手走行の袴田選手は、トップの加藤選手の後方に迫り、激しくプレッシャーをかけ始め、加藤選手も百戦錬磨 ながら、若干焦りが見られる様子。挙動がかなかな安定しません。トップ争いの2台の差はコンマ2秒差。PAPER MOON袴田選手はストレート手前の魔のシケインで足を 取られるも、無事に2番手のまま復帰。一時加藤選手との差が開きますが、また徐々に縮めてきます。コンマ8秒差からやがて再びコンマ2秒差に迫ります。そして、 この2台が並んでインフィールドに入りかけた時、加藤選手がふらついた瞬間、袴田選手が接触・クラッシュ!!一瞬時間が止まった様に2台がインフィールドに佇む間、 3秒程後方で走行を続けていたALEX RACING Winners上林選手、横井選手が抜き去り、ALEX RACING Winnersがトップに浮上。1,2体勢のALEX RACING Winnersは、Fusion FRF011Pを駆る上林選手がトップ。このまま後半までトップをリードするかと思いきや、シリーズポイントが有利な2番手走行中の横井選手を前に行かすチームプレーを 見せ、横井選手がトップ、2番手に上林選手のオーダーになります。2番手上林選手は3番手でトップを追うRCmagazineTeamBomber加藤選手の追撃を上手く抑えながら、 横井選手のリードを築かせ、上手くレースをコントロールしているかの様です。そして、ALEX RACING Winnersのチームプレーが最後に光ったこのレースは、同チームの 横井選手が初優勝と言う感動のフィニッシュで幕を閉じました!!!レース後はALEXのメンバーが横井選手に集まり、握手。他のチームの選手も笑顔で横井選手の優勝 を祝福すると言う、大変清々しい1コマが印象的でした。プロトマシンで惜しくも初優勝を逃した上林選手、次回の快走に期待しましょう!チームで勝ち取った価値ある 1,2フィニッシュ、本当におめでとうございます!

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 決勝レース直後には、恒例のシャンパンファイトが待っています。各クラストップ3の選手、総勢12名でのファイトになります。中には初入賞を 決めた選手や、初優勝の選手もいます。ギャラリーの皆から暖かい拍手が贈られると共に、入賞したメンバーからは冷たいシャンパンがお見舞いされ ます。今回の標的は、やはりF-1グランプリクラス初優勝となったALEX RACING Winners横井選手!周りからのシャンパン攻撃にも負けず、いや、どちら かと言うと完全に負けていました。横井選手の全身ずぶ濡れ状態がとても印象に残るセレモニーでした。皆さん、本当におめでとうございました。

■決勝順位■
F-1ローカルクラスAメイン
1位近藤 美紀男23L5'08.780
2位岩瀬 英之 22L5'02.083
3位中野 博文 22L5'07.204
4位彦坂 宣仁 22L5'10.726
5位福田 剛  21L5'02.831
6位山縣 朋生 21L5'05.970
7位安藤 昌光 21L5'08.950
8位大村 晋太郎20L5'05.576
9位伊藤 利孝 20L5'08.445
10位下茂 博年  0L0'09.234

F-1スケールクラスAメイン
1位日比野 達也(JOGP-01)50L12'29.788
2位木村 心哉 (FERR-02)50L12'30.296
3位橋本 努  (MCLA-02)50L12'37.927
4位重松 隆一 (TYRL-01)42L12'31.307







F-1クラスAメイン
1位鈴木 和史 35L8'10.031
2位服部 幸一 34L8'07.054
3位木下 政勝 33L8'00.275
4位木下 啓治 33L8'01.131
5位福島 徳雄 33L8'14.785
6位三輪 幸太 32L8'02.127
7位宮野 政崇 32L8'04.459
8位重松 隆一 32L8'04.662



F-1グランプリクラス
1位横井 章弘 (ALW) 39L8'03.652
2位上林 博  (ALW) 39L8'05.476
3位加藤 隆史 (BOM) 39L8'07.851
4位小池 雄太 (MRO) 39L8'09.445
5位諸橋 栄治 (MRO) 39L8'11.351
6位袴田 美緒 (PAM) 39L8'12.327
7位山下 盛人 (ALE) 38L8'00.616
8位土岐 啓太 (LTS) 38L8'02.952
9位木村 心哉 (FUR) 37L8'01.003
10位近藤 美紀男(FAR) 37L8'04.502

ベストルッキングカー賞(Formula賞)
 ベストルッキングカー賞にあたるFormula賞には中野博文選手のウィリアムズFW−16・セナ仕様が選ばれました。ロスマンズカラー が鮮やかにカラーリングされ、まるで本物と見間違うかの様に素晴らしい出来栄えです。セナを心から愛している、そんな印象を強く受け ての選考になり、誰もが納得の傑作でした!中野選手にはFormulaより特性ストラップ、及び写真盾が贈られました。また次回も皆さんの 想いの入った作品をお待ちしております。

全体表彰・抽選会
 中京地区3連戦の2戦目にあたるツインリンクホングウ大会もいよいよフィナーレの時を迎えます。最後は全体表彰として、熱戦を終えた参加者 の皆さん一人一人に最終順位の書かれた表彰カードを手渡し表彰します。肌がこんがり焼けた方も多く、本当に暑い中お疲れ様でした。 そして、最後はお待ちかねの大抽選会!今回も多くの豪華景品がテーブルの上に並べられ、小柳津競技委員長より手際よく参加選手の皆さんに手渡 されていきました。この間、軽食も準備され、地元組み、地方組み同士での歓談も進んでいるようです。こう言ったF−1ファン同士の交流がまた 新たな火種になる事を願いつつ、F1RCGP自体も積極的にユーザーの交流を図って行きたいと思います。最後に各実行委員長の挨拶を終え、また次戦 でも元気な皆さんとお会いする事を約束し、F1RCGP第8戦愛知大会2が閉幕となりました。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、 そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方は是非とも参考になさってください。 次回行われる予定のF1RCGP2011 Round9は、7月24日(日)岐阜大会 in TamTam岐阜サーキットです。真夏の中京3連戦のラストを飾る要のレース です。皆様のご参加、そしてご観戦を心よりお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された多くの選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー小柳津様、運営をお手伝い頂いた各実行委員長 の皆様(セイキ加藤和美様、G-Style高木様)及び、車検担当として選任して下さった山根様、カメラマンとしてサポートして頂いた吉村様、伊藤 様、いつも多くの協賛品を提供下さる協賛メーカーの皆様、また、急遽協賛品を持参頂いたIRCC実行委員の福島様、本当にありがとうございました。 お蔭様で無事に本大会を開催する事ができました。今後も皆様に喜ばれるイベントを目指して頑張って行く所存でございますので、応援の程宜しく お願い申し上げます。
 また、RC Magazineの取材スタッフの皆様、遠路遥々の取材本当にありがとうございました。最後になりますが、今回皆様の志で得た義援金は、 \3,558になりました。この入金用紙は小柳津ちあやちゃんが書いてくれました。これらは日本赤十字社を通して、被災者の皆さんに送られます。